


アラブニュース・ジャパン
在ジェッダ日本国総領事館の新村出総領事は2月16日、天皇陛下の63歳の誕生日を祝うレセプションを公邸で開催した。
レセプションにはサウジアラビアの政府関係者、外交官、ビジネスマン、友人などが出席した。
レセプションの冒頭には日本とサウジアラビアの国歌が演奏された。続いて新村総領事がスピーチを行い、来賓を歓迎するとともに、岩井文男駐サウジアラビア日本大使からの感謝の言葉を伝えた。
新村総領事は、二聖モスクの守護者たるサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王陛下とムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下の庇護の下での、そしてサウジ王室と日本の皇室との関係を通じた、両国の友好関係のさらなる発展を祈念すると述べた。
また、在ジェッダ日本国総領事館はジェッダの人々がさらに日本に親しんでくれるよう様々な活動を行ってきたとしつつ、3月1日から4日までの4日間、ジェッダの複合文化施設であるハイイ・ジャミールの協力を得て日本文化フェスティバルを開催予定であり、日本や日本文化に関心がある人々に映画、茶道、音楽、日本食など様々な日本文化の魅力を楽んでもらいたいと述べた。
また、サウジアラビア第2の経済都市であるジェッダでは多くの日本企業や在留邦人がそれぞれの分野で活躍しており、日本とサウジアラビアの関係にとって極めて重要な都市であると指摘した。続けて、先日ジェッダ商工会議所と協力してスマートシティに関する講演会を開催したことを紹介するとともに、日本企業は太陽光発電、上下水道施設、娯楽分野など、他の分野でも活動を拡大する用意があると強調した。さらに、在ジェッダ日本国総領事館は岩井大使や在リヤド日本国大使館と共に、サウジ政府およびジェッダ経済界の支援を得つつ、日本とサウジアラビアのさらなる関係強化に全力を尽くしていくと述べた。
そのほか、イスラム協力機構(OIC)の初代日本政府代表として、イスラム諸国と日本の関係強化に引き続き努めていくとした。
レセプションには200名を超える人々が出席したほか、ジェッダ市内の3つの日本食レストランも参加し、寿司をはじめとする日本食の数々をアピールした。