• サウジの外相とイランの外相は共通の利益を実現する方法についても話し合った
• この措置は両国外相の会談後に発表された

ラマ・アルハマウィ

リヤド：サウジアラビアとイランは6日に共同声明を出し、両国間の航空便の再開や査証（ビザ）発給の促進などで合意したと発表した。

ウムラ・ビザの発給を含むこの措置は、サウジの外相であるファイサル・ビン・ファルハーン王子とイランのホセイン・アミラブドラヒアン外相が北京への公式訪問中に行った会談後に発表された。

中国の秦剛（チン・ガン）外相が主催した昼食会の際、ファイサル王子はアミラブドラヒアン外相と会談し、直後に共同声明を発表した。

航空便の再開のほか、両国のリヤドとテヘランの大使館およびジェッダとマシュハドの領事館の再開手続き開始の詳細などが合意された。

両国は、官民代表団の相互訪問の再開を通して外交関係を再構築することでも合意した。

声明では、地域の安全と安定の実現に向け、相互信頼を高め協力範囲を広げるために北京合意を有効化することの重要性が強調された。

国交再開のための北京合意は、サウジのムサエド・ビン・モハメド・アル・アイバン国家安全保障顧問とイラン国家安全保障トップのアリ・シャムハニ氏によって署名された。

ファイサル王子は、サウジアラビアとイランの関係発展のための中国の努力に感謝を表明した。

サウジとイランの外相は、共通の利益を実現する方法や、地域と世界の平和実現に向けた取り組みを強化する方法についても話し合った。

6日の北京での会談終了後、ファイサル王子はアミラブドラヒアン外相に対し、サウジアラビアを訪問してリヤドで二国間会談に参加するよう改めて招待した。

両外相は北京での昼食会に先立ち、先月に中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席が主催した交渉を受けて、関係回復について電話で協議していた。

イランとサウジアラビアは3月6日から10日までの4日間を交渉に費やした。この対話の結果、2ヶ月以内に国交を回復し大使館を再開することで合意が結ばれた。

サウジアラビア、イラン、中国は三者合意において、2001年に署名された安全保障協力協定と、1998年に署名された貿易、投資、技術、科学、文化、スポーツなどの分野における協力のための一般協定を復活させることで合意した。