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イスラエル、大量のワクチン接種を経てCOVID-19の規制を緩和

イスラエルでは、50歳以上の90%以上の人がワクチン接種を完了したか、コロナウイルスの感染から回復している。(AFP通信)
イスラエルでは、50歳以上の90%以上の人がワクチン接種を完了したか、コロナウイルスの感染から回復している。(AFP通信)
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01 Jun 2021 08:06:09 GMT9
01 Jun 2021 08:06:09 GMT9
  • レストランや娯楽施設への入場時にワクチン接種証明書の提示が不要になった
  • しかし、観光省によると、海外からの旅行者はほとんど入国できない状態が続いている

エルサレム:全国的なワクチン接種キャンペーンが実施された結果、感染者数がわずかな数にとどまっているため、イスラエルは火曜日にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)規制の解除に向かって前進した。

レストランや娯楽施設への入場時にワクチン接種証明書を提示する必要がなくなり、商業施設の収容人数制限も解除された。

ユーリ・エデルシュタイン保健相は、保健省が今後2週間のうちに屋内でのマスク着用義務の廃止を検討すると明らかにした。

この変更を発表した声明の中で、エデルシュタイン保健相は、「イスラエルの経済と国民は、少し息抜きができるかもしれない」と述べた。

しかし、観光省によると、海外からの旅行者は、一親等以内の親族、一部の専門家、試験的プログラムに参加するワクチン接種済みの旅行者を除いて、ほとんど入国できない状態が続いている。

イスラエルでは火曜日の新規感染者数がわずか4人で、治療中の患者は350人だった。

2021年初頭の流行のピーク時には、イスラエルでは1日に1万人の新規感染者が発生し、8万8000人が治療中だった。

この変化は、イスラエルがファイザー社/バイオンテック社のワクチンを数百万回分入手したことで可能になった。

イスラエルでは、50歳以上の90%以上の人がワクチン接種を完了したか、コロナウイルスの感染から回復している。

18歳未満の子どもはまだ大規模な接種が実施されていないため、学校では引き続きマスクの着用が義務付けられている。

イスラエルの占領下にあるヨルダン川西岸地区に住むパレスチナ人のCOVID-19感染者数も、貧困国に向けたCOVAXキャンペーンによるワクチンが配布されたことにより、ここ数週間で減少している。

イスラエルは、ヨルダン川西岸地区やイスラエルによる封鎖下にあるガザ地区に住むほとんどのパレスチナ人へのワクチン接種を拒否しているため、批判を受けている。ヨルダン川西岸地区の入植地に住むイスラエル人は、イスラエルのワクチン接種プログラムに参加する資格がある。

イスラエルは、ヨルダン川西岸地区とガザ地区のパレスチナ行政機関がワクチンの入手に責任を負うとしている。

ガザ地区では、エルサレムの緊張を受けてハマスがロケット弾を発射したことへの報復として、先月11日間にわたってイスラエル軍による破壊的な空爆が行われたため、コロナウイルスへの対応に支障をきたしている。

ガザ地区でCOVID-19の検査を行う唯一の研究所が空爆を受け、2人の医師が犠牲になった。避難する場所を求めていた数万人の人々は、社会的な距離をとることができなかった。

ガザでは月曜日に246人の新規感染者が新たに記録された。一方、ヨルダン川西岸地区では56人の新規感染者が記録された。

AFP通信

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