

ジェッダ:4月7日、サウジアラビアは世界中の国々とともに、「すべての人に健康を」というスローガンの下、世界保健デーを祝った。
サウジアラビアは、世界保健機関(WHO)の主要サポーターの1つであり、2018年以来、WHOの最大の援助国の1つである。
WHOによると、サウジアラビアはグローバルな保健イニシアチブの一環として、イラク、シリア、イエメン、バングラデシュ、ソマリア、パレスチナを含む国々で3億8,500万ドル以上を提供してきた。
世界保健デーはWHO創設記念日でもあり、今年は設立75年の節目に当たる。WHOが掲げる条約は、健康が世界の安全保障と基本的人権への鍵となることを認識する諸国によって受け入れられている。
サウジアラビアの保健セクターは、国民の健康を守り、国内の医療サービスの質を向上させるための一連の目標を定めている。
主要な経済的、社会的計画であるサウジビジョン2030には健康セクターの能力とサービスを高めるための専門プログラムが含まれている。
このプログラムが目指す変革は、保健サービスへのアクセスを容易にし、健康分野におけるデジタル・トランスフォーメーションを拡大することによって達成されつつある。
サウジ保健省は、サウジアラビアは公衆衛生問題にもっと注力している国の1つと見なされていると述べた。
サウジアラビアは、1961年にWHOに加盟して以来、WHOの取り組みを支えるための先進的設備の設立に寄与してきた。
その結果、9つの先進センターが生まれ、患者の安全、地域医療、抗生物質耐性菌との闘いといった健康分野が強化された。
これらのセンターは、WHOと協力して研究、トレーニング、調査に関して複数の活動とプログラムを実施している。
さらに、サウジアラビアはWHOに対し、技術と組織管理についても資格を有した専門家集団による支援を行っており、公衆衛生イニシアチブに貢献している。
WHOは、サウジ保健省、外務省、財務相、サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)、サウジ開発基金、サウジ患者の安全センター、サウジ食品医薬品局、サウジすべての人のためのスポーツ連盟など、サウジ国内の多数の団体と協働している。
サウジアラビアにおける保健セクターの包括的変革は、保健システムを強化し、社会のすべての集団、年齢層、ライフステージに属する人々の健康に留意し、すべての人の総合的健康の実現を目指して取り組みを進める国々のモデルケースとなっている。