
リヤド:4日金曜日深夜にX(旧Twitter)に掲載された声明で、サウジアラビアは自国民に対し、レバノン領内から速やかに退去し、武力紛争が起きている地域に近づかないよう要請した、と在レバノン・サウジアラビア大使館は発表した。
「在レバノン・サウジアラビア大使館は、国民に対し、武力紛争が起きている地域に立ち入ったり近づいたりしないよう警告し、レバノン領土から速やかに離れるよう求めました」と同大使館は述べた。
また、同大使館は声明で「サウジアラビアからレバノンへの渡航禁止を遵守することが重要である」とも強調した。
サウジアラビアは8月1日、レバノンへの渡航情報を更新し、レバノン南部のパレスチナ人キャンプ、アイン・アル・ヘルワ付近への「不要不急の渡航」を控えるよう勧告した。
キャンプ内の治安筋がロイターに語ったところによると、7月29日にキャンプ内で主流派ファタハとイスラム強硬派武装勢力との間で発生した戦闘で、少なくとも13人が死亡し、その大半が武装勢力であった。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、アイン・アル・ヘルワはレバノンにある12箇所のパレスチナ人キャンプのうち最大のもので、パレスチナ難民25万人のうち約8万人が暮らしている。
ロイター通信との共同取材