
リヤド:イエメン和平への期待が高まる中、イランに支援されたフーシ派民兵の10人の代表団がリヤドに飛び、2014年に戦争が始まって以来、初めて王国で会談を行った。
「代表団はサウジ側と協議を続けるためにリヤドに向かう」とフーシ派の政治責任者マハディ・アル=マシャト氏は述べた。「和平は昔も今も我々の第一の選択肢であり、誰もがその実現のために努力しなければならない」。
国連の和平努力と並行して進められている、オマーンの仲介によるリヤドとサヌアの協議の第一ラウンドは、サウジの特使がサヌアを訪問した4月に開催された。国連の仲介による停戦は、昨年10月に公式に失効したが、現在もほぼ維持されている。
イエメンは2014年9月、フーシ派がクーデターで首都サヌアを制圧したことで戦争に突入した。サウジアラビア主導のアラブ連合は翌年3月、国際的に承認された政府に代わって介入した。
その後の戦闘により、数百万人が家を追われ、数十年にわたる紛争と動乱ですでに荒廃しているこの国で、世界最悪の人道危機を引き起こした。国連機関と91のNGOは木曜日、2,160万人(人口の75%)が人道支援を必要としていると発表した。
昨年10月に失効した6ヶ月間の停戦はまだほぼ守られているが、4月にサウジアラビアの代表団がサヌアを訪問して以来、和平に向けた動きは鈍い。
フーシ派政治評議会のメンバーであるアリ・アルクーム氏は、「イエメンの和平達成に向けた調停とオマーンの努力には楽観的な見方がある」と述べた。
サヌア戦略研究センター(Sanaa Center for Strategic Studies)シンクタンク代表のマジェド・アル・マダジ氏は、フーシ派の訪問は「フーシ派とサウジアラビアの関係を奥の部屋からリビングルームに移すようなものだ」と述べた。リヤドで会談を行うことで、双方は「この関係を正当化し、さらなる推進力を与える」ことになる。
政治的なレベルでは、イエメンにおけるサウジアラビアの直接的な役割を終わらせ、フーシ派がサウジを仲介者としての役割を認めるための、先進的な一歩である」。
イエメン和平に向けた動きは、サウジアラビアとイランが断交から7年後の3月に中国の仲介で驚くべき和解に達したことで後押しされた。
フーシ派の要求には、離散したイエメン政府による公務員給与の支払いや、昨年ヨルダンとエジプトへの商業便が再開されるまで閉鎖されていたサヌア空港からの新たな便の就航が含まれる。