

リヤド:9月16日土曜日に国際援助物資がリビアに到着し始め、壊滅的な大洪水で、生存者を発見する望みが薄れつつあるものの、何千人もの人々にライフラインを提供している。
サウジアラビアの最初の援助物資輸送機も土曜日にリヤドのキング・ハーリド国際空港からベンガジのベニナ国際空港へ向けて出発した。
国営サウジ通信(SPA)が報じたところによると、リビアの洪水で被災した人々に配給する90トンの食料と援助物資を積んでいるという。
日曜日に発生した洪水は港湾都市デルナを飲み込み、ハリケーン級の激しい暴風雨によって上流にある2つのダムが決壊し、数千人の住民や家屋を海へと押し流した。
サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子は先頃、サウジアラビアの援助機関であるサルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)に対し、洪水の被災者に食料と避難所の援助を行うよう指示した。
KSreliefの専門チームが、リビア赤新月社と連携して援助物資の輸送を監督することとなる。
KSreliefの統括責任者であるアブドゥラー・アル・ラビーア博士は、この取り組みは危機や苦難のさなかにある国々を支援するという、サウジアラビアの人道的役割の一部であると述べた。
何十万人もの被災者を支援するため、国連は7,100万ドル以上を募る呼びかけを発表した。
リビア赤新月社の報道担当者、タウフィーク・シュクリ氏によると、デルナの甚大な被害を受けた地域では、現在も生存者を活発に捜索し瓦礫から遺体を運び出す作業が続けられているという。
シュクリ氏は、洪水による被害は比較的少なかったものの、道路が閉鎖されたために孤立している同市東部に住む世帯に必要な援助を届けるため、他のチームが尽力していると述べた。
国際移住機関(IOM)によると、リビア東部では38,640人以上が避難しており、デルナだけでも3万人が避難している。