
リヤド:サウジ企業のマンガプロダクションズは、日本のスポーツアニメシリーズ『キャプテン翼』の中東・北アフリカ地域における配給権ならびにその他権利を確保した。
マンガプロダクションズは、株式会社TSUBASAおよび株式会社電通とのパートナーシップで、『キャプテン翼』シーズン 1 ならびに『キャプテン翼 ジュニアユース編』シーズン 2 の配給、ライセンス付与、プロモーションの管理を行うことになる。
マンガプロダクションズのイサム・ブカーリ最高経営責任者(CEO)は、このアニメシリーズは40年以上にわたって読者や視聴者にインスピレーションを与えてきたと語った。
「このコラボレーションは、ポートフォリオを拡大し、メジャーなクリエイティブコンテンツ企業とタイアップするという、マンガプロダクションズのコミットメントを裏付けるものです。また、このパートナーシップは、未来のヒーローを鼓舞・育成するという私たちのビジョンに沿ったものです」と同CEOは述べた。
同社のマーケティング、配給、事業開発担当役員のアブドゥルアジズ・アルナグムーシュ氏は、ファンがこのシリーズに対して抱く「深い愛着とノスタルジー」を理解していると語った。
『キャプテン翼』は、かつて『Captain Majid』としてアラビア語に翻訳され、1980 年代からアラブ諸国のファンの間で人気となっており、スリリングなサッカーの試合と感動的なストーリーで有名である。そして、同シリーズは新しい世代の視聴者を惹きつけることになるだろう。
アルナグムーシュ氏は、「このコラボレーションは、新旧両方のファンの心にサッカーに対する情熱を再燃させることを目指しています。私たちはこのプロジェクトに参加し、作品を中東・北アフリカ地域に届けることができることを大変うれしく思っています」と話した。
高橋陽一原作の『キャプテン翼』は、1981年の初版発行以来、書籍版とデジタル版を合わせて全世界で9,000万部以上を売り上げている。
同作品には、主人公の大空翼をはじめ、多くの選手がフィールドで激しい戦いを繰り広げ、ライバル関係を通じて人として成長していく姿が描かれている。