



ドバイ:グラミー賞にもノミネートされた米国のDJ、スティーヴン・ヒロユキ・アオキ氏、通称スティーヴ・アオキはサウジアラビアにはなじみがある。MDLビーストのサウンドストームに何度も登場し、リヤドで開催された今年のゲーマーズ8フェスティバルにも出演したアオキ氏は、この国に忠実なファンベースを築き上げた。
また、アオキ氏は、サウジアラビアの文化と人々が大好きで、近年、国内の才能が成長を遂げていることを喜んでいる。
アオキ氏はアラブニュースに対し、「MDLビーストのようなサウジのフェスティバルが開かれることは、サウジのアーティストにとってメリットがあります。大勢の前でプレイする場が与えられるからです」と語った。
「ステージに立つと目の前に10万人を超える観客がいます。私は世界各地でプレイしてきましたが、これは観客の数も、フェスティバルとしても最大規模かもしれません」
「それから熱狂を感じます。情熱を感じます。サウジアラビアのアーティストがそのステージに立ち、この大勢の前でプレイし、自らのカルチャーやサウンドで創り出すものを披露できるのですから、実に大きなチャンスです」
アオキ氏は、2019年にサウジアラビアで行った初めてのライブで圧倒的な観客数に驚いたと語る。
「サウンドストームに初めて行った年はとても驚きました。集まったファンは誰もが私のショーに心酔し、プラカードを掲げて迎えてくれました」
「ファンが歓迎してくれたのは、特に素晴らしいことでした。本当に温かい歓迎でした。10万人が集まってとても温かく、まるで家族のようなムードなのです。サウジの文化は、温かい家族のムードそのままです」
「それに、毎年ここに戻ってくるたび、どんどん大きく、良くなっているようです。ステージに立ててとても恵まれていますし、サウジアラビアにこれだけのファンがいることも幸せです」
だが、アオキ氏のサウジアラビアの特に大切な「魔法のような」思い出は、エジプトのアムル・ディアブ氏とのコラボレーションだ。
「私は彼の3つの楽曲をリミックスし、サウンドストームのステージにも一緒に立ちました。私が曲をリミックスしてプレイし、観客がすべての詞をアムル・ディアブよりも大きな声で歌い、私のビートとの絶妙なコラボレーションが生まれたのは特別な瞬間でした」