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トヨタ、2回目の労使交渉でも組合の要求に回答せず

トヨタは先週、賃金を巡る労使交渉を第2回目以降に持ち越す意向を示していた。(AFP)
トヨタは先週、賃金を巡る労使交渉を第2回目以降に持ち越す意向を示していた。(AFP)
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28 Feb 2024 08:02:06 GMT9
28 Feb 2024 08:02:06 GMT9

東京:トヨタ自動車は28日、今年の春闘で2回目となる労使交渉を行ったが、労働組合幹部によれば、賃上げ要求への回答は示されなかった。投資家の間では、3月13日の集中回答日にどんな結果が出るか推測が飛び交っている。

日本では毎年春、賃金を巡る労使の攻防が行われる。世界最大の自動車メーカーであるトヨタは長年、この春闘の流れを形作る立場にあり、過去2年は第1回目の交渉で満額回答を行っていた。

「今日は賃金に関する組合からの要求への回答は得られなかった」と、トヨタの労働組合幹部、秋山大樹氏は記者団に述べた。

トヨタは先週、賃金を巡る労使交渉を第2回目以降に持ち越す意向を示していた。

賃金とボーナスに関する同意に至らなかった一方で、労使は職場の問題に関する議論を深めたと秋山氏は述べた。「来週まで交渉を続けることになる」という。

対照的に、日本第2位の自動車メーカーである本田技研は先週、組合の要求に満額回答した。基本給とボーナスともに過去最大の伸びとなる。

トヨタの3回目の労使交渉は3月6日に行われる予定だ。正式な2024年度の賃上げ回答は、日本の多くの一流企業と足並みをそろえ、13日に行う。

エコノミストは大手企業の賃上げ幅は平均3.9%程度になると見込んでおり、これは過去30年間で最大となった昨年の3.58%を上回る。

日本銀行も今年の春闘の行方を注視している。異次元の金融緩和を正常に戻し、マイナス金利を終わらせるのに、持続的な賃上げと物価上昇は欠かせないと考えているからだ。​

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