シャルジャ:日本UAE文化センターは1月13日、シャルジャのアート・フォー・オール・センターで新年祝賀のイベントを開催し、来場者はけん玉、独楽、福笑いなど日本のゲームを楽しんだ。
イベントでは、書き初め(日本式の書道)、風呂敷(日本の布によるラッピング)、伝統的な日本舞踊などのアクティビティもおこなわれた。
日本UAE文化センターの創設者で所長を務める岸田直子氏は、イベントの来場者を歓迎し、開会式のスピーチのなかでUAEでのセンターの歴史について語った。
「昨年のイベントよりも多くの方々にお越しいただき、大変うれしく思っています。昨年はあいにくの雨で、来られなかった人もいらっしゃいましたので。日本人コミュニティからはすばらしいご支援をいただきました」と、岸田氏は開会式で語った。
来場者からのフィードバックについて、岸田氏は次のように述べた:「たくさんの好意的な感想をいただきました。とくにセンターで4年間、ずっとオンラインで日本語を学んでいた学生さんたちは、日本語のデモンストレーションクラスの体験をとても喜んでくださいました。初めて来た方々も、日本の書道、コスプレ、紙を使った包装のワークショップ、それに初めての試みとなる日本の伝統的おもちゃといった、新しい体験を楽しんでくださいました」
センターの今後のイベントついて、岸田氏は、日本語教育をオンライン、対面、ハイブリッドで継続していくと語った。また、大人向けと子ども向けの日本語サマーキャンプの準備を進めており、全年齢の地域住民に日本語を学ぶ機会を提供する意欲を示した。
「それから、日本でのイスラム科学博物館の設立に向けた取り組みも進めています。とくに8世紀から13世紀にかけてのイスラム黄金時代、イスラムの歴史において科学、経済、文化が花開いた時代を紹介できればと思います」と、岸田氏は述べた。
非営利組織の日本UAE文化センターは、UAEコミュニティと在UAE日本人との間に相互に実りある関係を構築することを目的として設立された。