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「エンペラーオイスター」:日本最高品質の牡蠣

この日本ブランドはGulfood 2024に初参加し、同イベントの「Best Frozen/Chilled Product」部門で最優秀イノベーション賞を受賞した。(ANJ)
この日本ブランドはGulfood 2024に初参加し、同イベントの「Best Frozen/Chilled Product」部門で最優秀イノベーション賞を受賞した。(ANJ)
この日本ブランドはGulfood 2024に初参加し、同イベントの「Best Frozen/Chilled Product」部門で最優秀イノベーション賞を受賞した。(ANJ)
この日本ブランドはGulfood 2024に初参加し、同イベントの「Best Frozen/Chilled Product」部門で最優秀イノベーション賞を受賞した。(ANJ)
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19 Mar 2024 03:03:43 GMT9
19 Mar 2024 03:03:43 GMT9

アミン・アッバス

ドバイ:KY NEXTは、日本の優れた特産品を世界の食文化に根付かせることを主目的とし、様々なカテゴリーを有する日本の事業会社であり、日本最高品質の牡蠣である「エンペラーオイスター」を世界の舞台で紹介した。

先月ドバイで開催されたGulfood 2024では、「エンペラーオイスター」が「Best Frozen/Chilled Product」部門で最優秀イノベーション賞を受賞した。

この牡蠣は岡山県産で、山から栄養分が流れ込み、水質が非常に高い瀬戸内海の島で育てられている。

「私たちは日本の牡蠣生産者です。日本一の水質を誇る瀬戸内海で養殖しています。通常、真牡蠣の生食シーズンは11月から4月ですが、いつでもどこでも採れたての真牡蠣を食べられるように長年研究してきました。鮮度を保つ冷凍技術(DENBA+)を用いることで、いつでもどこでも採れたての味を楽しめる商品を作り上げました。私たちはこの牡蠣を「牡蠣の王の中の王」という意味で「エンペラーオイスター」と名付けました。現在、アジアのシンガポール、タイ、マレーシアに輸出しています。また、海の水質の維持・改善にも力を入れています。その結果、過去18年間、水質検査や抜き取り固体検査で異常は見つかっていません」とKY NEXTの松原慶典 CEOは語る。

「プロの料理人からも多くの反響をいただいており、現在、大学や産業界と連携して研究を進めています。アジアの有名レストランのシェフや食通をうならせた当社の冷凍皇帝牡蠣をぜひご賞味ください」と付け加えた。

会社設立について、松原氏は次のように語った: 「KY NEXTは2020年1月に3人で新規事業会社として立ち上げました。もともと私たち3人は飲食業界の友人として知り合いました。今から約18年前のことです。当時はまだ日本中が活気にあふれていて、飲食業界だけでなく様々な業界がインバウンド効果で観光客が増え、ホテルの建設ラッシュ、自治体の民泊事業認可など、ようやく「外国人観光客」の受け入れ体制が整い、インフラも完成した、そんな時代でした。しかしあまりにも観光客目当ての商売というものは、我々日本人にとっては受け入れがたいといいますか、伸び伸びとした生活環境がどこか崩れていく。そんな足音がひしひしと伝わっていくそんな序章段階でありました」

「そんな序章段階で、過度なサービス内容の販売促進による取り込みから 小さな個人事業主様、都会から離れた農家、畜産農家、漁師者の方々がより一層苦しめているのは事実であります。……税金が上がればコストも上がり、売り先がなければ撤退するしかない。そんな状況からのコロナウィルスです。深刻な事態は、ニュースで広がっているだけではない。日本が誇る国の宝「特産品」までもが壊滅的な打撃を受けました。自然が残る地方での生産は、大都市にはない「素晴らしい知恵」と『受け継がれてきた伝統』があります。それは日本の文化を守ることでもあります。私たちは、そんな生産者の未来であり、未来の子供たちであり、後世のために、昔からそこにある場所、受け継がれてきた伝統、歴史を伝えていきたい。メイド・イン・ジャパンという商品を通じて、世界中のさまざまな人種の人たちが手を取り合い、励まし合い、ともに前に進むきっかけをつくりたい」という。

「このような地域活性化、伝統再生の架け橋となることを、地域を通じて、これからも広めていきたい。一人でも多くの方が健康で、災害から逃れられるよう、皆様のご多幸をお祈り申し上げます」と締めくくった。

KY NEXTの担当者は、Gulfood2024への参加について、「牡蠣の需要があることは分かっていましたが、日本から中東までの距離や物流に課題がありました。しかし、新しい低周波冷凍技術(DENBA+)により、鮮度を維持したまま冷凍して送ることが可能になりました」と語った。

低周波冷凍技術(DENBA+)の定義について、担当者はこう語る: 「水分子を振動させ整列させることで、安定させ、冷凍する技術です。冷凍焼けすることなく、通常の冷凍食品よりも鮮度が長持ちします。この牡蠣の高い品質とDENBAの冷凍保存技術が相まって、Gulfood 2024に出展でき、同イベントの『Best Frozen/Chilled Product』部門で最優秀イノベーション賞を受賞することにつながったと考えています」と述べている。

Gulfood 2024に参加した感想について、担当者は 「牡蠣そのものを輸出するだけでなく、陸上で牡蠣を養殖する技術も持っているので、中東でも牡蠣の養殖工場を開きたい。それに取り組めるパートナーを探しています。この2つの目標に向かって取り組んでいきます」と述べた。

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