アミン・アッバス

日本のグラフィックデザイナー、漫画家、スーツアクター、彫刻家であるこにししのぶ氏が、アラブニュース・ジャパンの取材に応じ、特別イベントの国際ゲストとしてサウジアラビアを訪れるきっかけとなった漫画への愛について語った。

「サウジアラビアに行ってアニメファンと友達になりたいとソーシャルメディアに書いたら、海外の出版社がそれに気づいてくれて、仕事のオファーをくれたです」

「初めての海外旅行がサウジアラビアでした。サウジアラビアの人たちと同じ言葉を話せなくても、アニメや漫画を愛して接していれば、とても親しくなることができました」とアラブニュース・ジャパンに語った。

「みんなとても親切で、日本の文化に敬意を払い、私をとても大切にしてくれました。アニメについて活発な議論ができて嬉しかったです」と付け加えた。

今後のプロジェクトについてこにし氏は、「自分の住んでいる街を盛り上げるキャラクターを作り、それを映像作品に発展させたいと考えています。サウジアラビアと自分が住んでいる街が友達になれるような仕事をしたいです」という。

こにし氏はアニメに影響を受け、好きなアニメは「うる星やつら」。このシリーズを見て、漫画家になりたいと思うようになったという。

「お笑い漫画家として、お笑い番組のテンポや、インターネットで人気のイラストや造形からインスピレーションを得ています」とこにし氏は言う。

学生時代からアクションヒーローのスーツアクターの仕事を始め、卒業後はグラフィックデザイナーとして企業の広告制作に携わった。その後、漫画家としてデビューし、彫刻も手がけるようになり、いつの間にかそれが本業になっていた。

「18歳くらいから始めました。マンガは、ページ数が少なく、短くて読みやすい作品を描くようにしていました。最初に描いたのはコメディ漫画。ページ数が少ないので描きやすいと思いました」

「今は、これらの経験を組み合わせて、イベントやフェスティバルをプロデュースしています」

こにししのぶ氏は、1993年に『コミックコンプ』（角川書店）で連載された『アミーゴマン』の作者として知られている。

「アミーゴマン』では、日常に現れたヒーローの格好をした男が、強引に人と仲良くなろうとする理不尽さを描こうとした。

「些細なセリフまで覚えていてくれる根強いファンがいて、イベントのたびにたくさんのプレゼントをくれるんです」

漫画の仕事がアナログからデジタルに移行していることに触れ、デジタル技術を課題として勉強しているという。

マンガをやりたい人へのアドバイスについて、こにし氏はこう語った： 「物事に深い興味を持つことが大事だと思います。それが表現したいことにつながります。それを伝えたい人にどうやったら面白く伝えられるかを考えるのが一番だと思います」