
ロサンゼルス:封建時代の日本における権力闘争を描いた歴史ドラマ「将軍」が水曜日、25ものノミネートを獲得し、今年のエミー賞候補のトップに立った。
FXネットワークのシリーズ第1シーズンは、Netflixの英国王室ドラマ「ザ・クラウン」の最終回などとエミー賞の最高トロフィーである最優秀ドラマ賞を争う。
FXのもうひとつの番組、痛快レストラン物語「The Bear」は、コメディとしては最多となる23ノミネートを獲得。前回のエミー賞で受賞した最優秀コメディ部門で再び競うことになる。
その他のコメディ部門ノミネート作品には、資金不足のフィラデルフィアの学校を舞台にしたABCの「Abbott Elementary」や、中年コメディエンヌとミレニアル世代のライターを描いたHBOの「Hacks」などがある。
Netflixの「Baby Reindeer」は、客にストーカーされるバーテンダーの物語で、11ノミネートのうちのひとつであるリミテッドシリーズ賞にノミネートされた。クリエイターで主演のリチャード・ガッドは、この物語は実話を反映していると語っているが、ストーカーの描写が誇張されていると名誉毀損訴訟を起こしている。
テレビ界最高の栄誉であるエミー賞の受賞者は、9月15日にウォルト・ディズニーのABCで生放送されるレッドカーペット・セレモニーで発表される。
前回のエミー賞授賞式は、ハリウッドの脚本家と俳優によるストライキで昨年の授賞式が延期されたため、わずか半年前の1月に開催されたばかりだった。
1600年を舞台に英語と日本語のセリフで描かれる『将軍』は、1980年にテレビで放映されたミニシリーズのリメイクである。どちらも1975年のジェームズ・クラベルの小説が原作である。
ショーグン』では5人の俳優がノミネートされた。その中には、日本の真田広之と沢井杏奈が主演男優・女優部門で含まれている。
また、「ザ・ベアー」のジェレミー・アレン・ホワイトとアヨ・エデビリは、コメディー男優賞と女優賞を競う。
ロイター