

アミン・アッバス、ドバイ
中東の漫画『Primeval』を描いたカタール人作家のジャシム・アルモハンナディは、自身の作家としてのスキルを発展させる上で主要な役割を果たした3つの要素が、コミック・アニメ・漫画だったと言う。
アルモハンナディのストーリーは、人気のある他の漫画やコミックのストーリーと類似した筋書きを共有している。
ストーリーのコンセプトはシンプルで、「そのやり方を続けたい」とアルモハンナディは述べる。
「ストーリーは人類の誕生以来存在してきた一族に関するもので、彼らは過去に生じた理由のために人類を一掃しようとします。それらの出来事が起こっている間、「独特の」能力を持つ人間の一団が登場し、その一族を阻止しようとします」と、この著者は付け加えた。
「自分の作品が他の作品と一線を画しているのは、日本の漫画と米国のコミックスが組み合わさっているところです。そこに面白さと新鮮さを見つける読者がいるかもしれません」と、彼は言う。
アルモハンナディは自分がもっと若かった頃、日本のアニメに魅力を感じていたと説明する。
「『遊戯王』や『ドラゴンボール』など、誰もが見ていたいくつかのアニメ番組を私も見ていました。でも、それらの番組にお金をつぎ込むことはありませんでした。なぜならそれらは20分間のみの楽しみであり、それ以上のものではなかったからです」と、彼は述べる。
しかしある時、バーレーンで漫画本を売っている書店に入って店の中を見て回るうちに、いくつかの漫画本で見つけたアートに興味を抱いたと、アルモハンナディは言う。
「最初に目を奪われるのは、アートです。バットマンやスーパーマン、その他の多くのスーパーヒーローなど、多数のキャラクターが登場する本がたくさんありました。それらは全て、ギリシャの巨匠が描いたかのような精細な絵と華やかな彩色が魅力的でした」と、彼は説明した。「書店の従業員からは、『グリーンアロー』という名前のキャラクターの本を勧められました。一目惚れだったと言っていいでしょう」
その本を読んだ後、アルモハンナディは日本の漫画について更に多くのことを学ぶプロセスを開始した。
「最初に読んだ漫画は、『北斗の拳』でした。それまで読んだ中で最高傑作でした」と、彼は付け加えた。
この作家はぜひ日本を訪問したいと思っており、日本の歴史に敬意を抱いていると述べる。
「自分が描く作品の中にも、日本のタッチが常に存在しています。特定のキャラクターや場所、あるいは単なる服装、さまざまなものを通してそれが見て取れます」と彼は付け加えた。