東京:エレクトロニクス・メーカーの村田製作所は、不安定な梁の上や停止状態でもバランスを保ち、障害物にぶつかる前に停止することができる自転車型ロボットを開発した。
「ムラタセイサク君」の能力の鍵となるのは超音波センサーで、デモでは、幅2cmの湾曲した梁を転倒することなく横切ったり、急な斜面を登ったりすることができた。普通の自転車に乗った人間と違って、このロボットは後ろ向きに走ることもできる。
ジャイロセンサーが自転車のわずかな傾きを検知し、ロボット・サイクリストの胸のディスクを回転させることで即座に補正する。常に調整することで、ロボットは自転車上でバランスを保つことができる。
また、ロボットに搭載された2つの超音波センサーが障害物を検知し、自転車に乗るロボットが衝撃を受ける前に停止することができる。
その他、路面の違いに対応するためのショックセンサー、干渉をフィルタリングするノイズフィルター、電流を安定させるためのインダクター、制御信号やセンサーデータを送受信するためのブルートゥースモジュールなどが搭載されている。ロボットは電子杖で操作することができる。
ムラタセイサク君には、前後左右のバランスを保ち、物体を追いかけることもできる一輪車ロボット、「ムラタセイコちゃん」がいる。