


ドバイ:水曜日、今西淳日本国総領事は、公邸で参加型の「茶道」の催しを開催し、本格的な日本文化体験を提供した。
この催しには、エジプト、オランダ、バーレーン、イラクなどの総領事の配偶者たちが出席した。
「異文化を理解することは、人間性を豊かにします」と、今西総領事は開会の挨拶で述べ「多様性を受け入れることは、相互理解を深め、より平和な社会につながる」と語った。
「日本の礼法とホスピタリティの真髄である茶道を、さまざまな国からの参加者に体験してほしいと思います」と今西総領事は付け加えた。
茶道は、ドバイを拠点とする茶道グループ「裏千家ドバイお茶の会」が務め、まず、お茶について、その歴史、そして日本における茶道の文化的な意義について紹介があった。
同グループは、伝統的な茶道の点前の一部を披露し、各手順がわかりやすく説明された。その洗練された穏やかな儀式に、参加者は皆魅了された。
このプレゼンテーションでは、茶室の雰囲気を再現した畳や、茶の前に出される本格的な和菓子が提供され、参加者たちは何世紀にもわたる伝統にさらに深く浸ることができた。
その後、ゲストにはそれぞれ抹茶が振舞われ、また、畳の上で正しい作法に則り、自分で抹茶を点てる体験が 行われた。
このイベントに出席した覚田広美首席領事は、アラブニュース・ジャパンに対し、ドバイで日本の伝統を紹介できたことを大変喜ばしく思うと語った。
「抹茶はドバイでとても人気になっていますが、今日は皆さんに本物の抹茶を味わい、日本の茶道の豊かな歴史と哲学を共有する機会を提供できたことを嬉しく思います」と彼女は語った。
「また、茶道の実践の中心にある『平和をもたらす精神』の概念を紹介できたことで、特に満たされたものとなりました」と付け加えた。
この茶道イベントは、参加者に日本の文化や伝統への興味を深めるきっかけを促し、好評を博した。
「日本の茶道は、本当にユニークで豊かな体験でした。この経験を、私たちはいつまでも大切にしていくでしょう」と、ドバイおよび北部首長国のエジプト総領事夫人ナビラ・ファヒム氏は、参加者全員の感想としてアラブニュース・ジャパンに語った。
「このイベントは、日本の文化の深さと優雅さを、その最も象徴的で伝統ある文化の一つを通じて体験する貴重な機会でした。精緻で優雅な儀式から、静かで思慮深く整えられた空間まで、すべての細部が和、敬、清、そして寂というその核心的な価値観を反映していました」と彼女は付け加えた。
「裏千家ドバイお茶の会」のリーダーである三浦文英氏は、アラブニュース・ジャパンに対し、総領事から声をかけていただいたこと、また好意的な感想が寄せられたことに心から感謝している、と述べた。
同氏は「私は25年から30年ほど、茶道を続けています。初めてここに来たとき、皆が日本の伝統について質問をしてきました。総領事の期待に応えることができたことを願っています」と語った。