
香港:日本のアイドル、上村謙信は水曜、香港の裁判所で女性通訳に対する強制わいせつ容疑で有罪判決を受けた。
日本のボーイズグループ「ONE N’ ONLY」の元メンバーである上村は、3月に中国南部の都市で逮捕された。同月、重大なコンプライアンス違反により契約解除。4月、彼は無罪を主張した。
レストランでの祝杯の席で通訳の太ももを何度も触ったとされる。
先月の公判で、通訳はライブ映像を通じて、上村が彼女を別のトイレに誘ったと証言した。彼女がその誘いを断り、彼氏がいることを告げた後も、上村は彼女の太ももを触り続けたという。
弁護側は、通訳は主張を誇張しており、トイレへの誘いは不適切な動機に基づくものではなかったかもしれないと主張した。
ピーター・ユー裁判長は水曜日に有罪判決を下し、上村被告が通訳者の太ももを触ったのは愛撫的なもので、暗に性的なニュアンスを含み、わいせつな意図があったと述べた。
評決が発表された後、法廷では上村のファンの数人が涙を流した。しかし、裁判官が15,000香港ドル(約1,900ドル)の罰金と禁固刑を言い渡したとき、上村はほっとした表情を浮かべた。この罪の最高刑は禁固10年である。
日本や中国本土からの支援者を含む歌手の支持者たちは、審理の前に大法廷の席を確保するため、法廷内に長い列を作った。
中国本土からの傍聴者は、ファンではないが、この事件についてもっと知りたいと語った。
中国の深圳市から来た大学生のベティ・チョンさんは、上村のファンではないが、友人がJ-POPアイドルが好きで、何が起こったのか知りたかったので、香港の法廷に出席したと語った。彼女は、上村が香港訪問中に起訴されたことに驚いたと語った。
「報道はあまり包括的ではありません。ここに来れば、全体的に理解できるし、双方の言い分も理解できる」と彼女は言った。
上村はまた、ボーイズラブ・シリーズ『ぼくらの青春』や人気ドラマ『おっさんずラブ・リターンズ』などのテレビドラマに出演した俳優でもある。
AP