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丸紅、米子会社の穀物事業売却=収益性低く

2012年5月29日、東京の丸紅商事本社の外で撮影された同社のロゴ。(ロイター)
2012年5月29日、東京の丸紅商事本社の外で撮影された同社のロゴ。(ロイター)
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26 Jan 2022 11:01:47 GMT9
26 Jan 2022 11:01:47 GMT9

丸紅は26日、傘下の米ガビロンの穀物事業を売却すると発表した。収益性が低く、市況に左右されやすいため安定した事業運営が難しいと判断した。融資の回収を含め、譲渡に伴う収入は計3000億~4000億円に上るが、売却益は数百億円規模となる見通し。 

売却先はオランダの穀物企業バイテラ。ガビロンの事業のうち、アジア向け輸出網の核となる米北部の穀物エレベーター(大型倉庫)8基や西海岸の輸出拠点、成長が見込める肥料事業は丸紅に残し、主力の穀物事業を売却する。2022年度中の譲渡完了を予定している。

丸紅は「穀物メジャー」の一角となることを目指し、13年に約27億ドル(当時のレートで約2700億円)を投じガビロンを買収。しかし、市況低迷などで、これまでに計約1200億円の減損損失を計上した。

時事通信

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