
象徴的な日本のスーパーヒーロー「ウルトラマン」が、マーベルの世界で蘇った。アメリカ人コミックブックアーティストのアレックス・ロスがイラストを製作した、コミックブック創刊号の表紙絵最終版が公開された。
『ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン』は、円谷プロダクションとマーベル・エンターテインメントLLCの初コラボ作品であり、昨年11月に開催された東京コミコン2019で発表されていた。
このシリーズはアメリカ人コミックブック作家で映画監督のカイル・ヒギンズ(ウィンター・ソルジャー)およびオーストラリア人作家のマット・グルーム(セルフ/メイド)がストーリーを、アーチストのフランチェスコ・マンナ(アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー)、グリヒル(ザ・アンストッパブル・ワスプ)、およびマイケル・チョ(キャプテン・アメリカ)がアートを担当することで、共同して現在のウルトラマンの多元的宇宙を発展させる。
「ウルトラマンは世界中でスーパーマンやアイアンマンと同じくらい象徴的でよく知られたキャラクターです。そのため彼の神話をマーベルのレンズを通して新たな世代に紹介するチャンスが巡ってきた時、私たちは安易にはその責任を負いませんでした」と、マーベルの編集長トム・ブレブールトは述べた。
「1966年のクラシック・シリーズのファンにとっては、たくさんの隠しキャラが登場することに気付くでしょう。しかしこれまでにウルトラマンの物語を体験したことがない人たちにとっては、このシリーズは出発点となります。現代にふさわしい壮大な決戦が始まります」と、ブレブールトは付け加えた。
日本の特殊効果監督円谷英二が生み出したウルトラマン・シリーズは、1966年に日本のテレビで最初に放映された。当初のシリーズは1年未満しか続かなかったが、これまでにこのシリーズの多くのバージョンが制作されてきた。