https://youtu.be/bsgIiFROWQc

ルイ・ヴィトンが8月にメンズコレクションのランウェイの巡回を東京と上海で行う旨のニュースに続き、フランスの高級服メーカーがファッションウィークの一部として、「Zoooomと仲間たちの冒険」という題名の短編映画を初公開した。

同フィルムは、メンズ担当の芸術監督であるヴァージル・アブロー氏が監督を務め、事実上かつ文字通り、「世界をまたにかける旅行記」としての役割を果たしている。そして、彼の新しいコレクションである「瓶の中のメッセージ」を表している。

アニメ映画でパリのファッションウィークの試練に耐えるカラフルなキャラクターを描写

アニメ映画「瓶の中のメッセージ」は一連のティーザーフィルムの中の第一弾だ。引越し業者と「Zoooom」という名のキャラクター、それにカラフルな仲間が登場して多色の輸送コンテナに輸送用木箱を積み込む。コンテナはパリ郊外アニエールのルイ・ヴィトンの本拠地にあり、彼らはコンテナをバージに積んでバージはセーヌ川を進み、パリを過ぎる。

同コレクションは、リサイクルやアップサイクルなど、ルイ・ヴィトンが発揮している新たな持続可能性のイニシアチブを特徴としている。リサイクル素材の活用、2020年秋冬コレクションのルックスの反復と既存のアイデアの新たな解釈などだ。

同コレクションは総合すると、ニュールックが75、リサイクル素材を用いた構成が25、前コレクションからのルックスの反復が25である。

新たなイニシアチブは、オールシーズン化することで従来のファッションカレンダーから離れ、より多くのオーディエンスがコレクションを見ることができるようなデザインや立地条件にシフトすることにより、業界の慣習的なシーズン志向や限定的オーディエンスを超越している。

アブロー氏は WWDのインタビューで「この次のショーは、新たなシステムの提案や、それがどのように生かされ、どのように展開するか、という点では、おそらく私にとって、かつてないほどの大きな飛躍でしょう。 それはおそらく、衣服自体や職人技から映画で目にする内容とその活性化まで、最も完璧に詰め込まれたものです」と意見を述べた。

「コレクションは今や何十万もの画面で放送されるアイデアを用いてデザインされています。ですから、衣類にも影響があります。 私は自分のスタジオをディズニーやアートスタジオとの組み合わせだと見なしています」とアブロー氏は言い添えた。