アミン・アバス ー ドバイ

UAEでは本格的な和食を、15年間にわたって顧客に和食を提供してきたアブダビに拠点を置く、サムライレストランで楽しむことができる。

ファラグ・バラカット氏が2005年に開店したサムライレストランは、特に、焼き肉と呼ばれる日本式のバーベキューをはじめ、和食をUAEで広めている。

バラカット氏は、このレストランはすでにアブダビに3店の店舗を構えており、まもなく開店する4店目と、近日中にドバイにも支店を開店するということをアラブニュース日本版に話した。

「私がサムライレストランを開店することに決めたとき、最も難しかったのは、料理長を見つけることでした。日本食はアラブ諸国ではあまり一般的ではなかったのと、アブダビで日本人の料理長を見つけることは難しく、また、優秀な料理長は日本を離れることがないからです」とバラカット氏は言う。「ですから、和食の料理長が大勢いると聞いた、タイに行くことにしたのです。」

バラカット氏は、このレストランの開店当初、「品質を妥協することなく、手頃な料金で食べられる家族向け」のレストランにしたかったと説明した。

バラカットは、日本料理店の大半は、気軽に使えるレストランにしては「高価過ぎ」て、通常は、ホテル内にあったと言う。

「サムライは、ホテルの外に開店した初の日本料理店であり、また、アブダビ市内のデリバリーを始めた初の日本料理店です」と付け加えた。

バラカット氏は、人々の多くは、生の魚を使った寿司を食べることに躊躇していたと言う。

「それでも、皆さんが徐々に試すようになり、寿司のファンになったのです。そして彼らが、食事に友人を招いて来るようになり、口コミが始まったのです」とバラカット氏は言う。「生魚を使った寿司を食べることのできない方は、調理した寿司や、や、海老のエンプラや焼き肉などの多様な料理をお選びいただけます。」

バラカット氏は、アラブニュース日本版に、サムライレストランは、その「料理の品質に細心の注意を払っている」ため、UAEの首都で最高の本格的な日本料理店だと話した。