
アミン・アッバース・ドバイ
ケニー・ジェームズ氏は、任天堂の人気ゲーム『スーパーマリオ』シリーズで 『クッパ 』の声優を務めたことで知られるアメリカ人の声優である。
アラブニュース・ジャパンによる独占インタビューの中で、ジェームズ氏は日本のアニメや文化から受けたインスピレーションについて語り、人気アニメのジャンルを知ったのは最近のことだと述べた。彼は『進撃の巨人』や『僕のヒーローアカデミア』などのシリーズが好きだという。
ジェームズ氏は、彼が40歳の時に声優の道を歩み始めたといい、そのきっかけはライブハウスでのパフォーマンスだったという。
「ワシントン大学でボイスオーバーの授業を受けた後、デモを作ってもらったのですが、そのデモがシアトルにある任天堂がレコーディングを行っているBad Animals Studiosのプロデューサーの元に届いたんです」と彼は語った。「そしてそのスタジオからオーディションの依頼が来て、その中にクッパの声の役がありました。クッパの声優に決まるまでは、その役についてあまり何も考えていませんでした。現在クッパの声優を務めて15年になります。」
ジェームズ氏は「クッパ」の声優として直面した最大の課題は、声が緊張することだったと語った。
「クッパは声を担当することが簡単なキャラクターではありませんでした。特に(ネコクッパは)アフレコが終わった時に血の味がするほど最も難しかった です」とアラブニュース・ジャパンに語った。
ジェームズ氏は、今年で35周年を迎える任天堂のスーパーマリオの一員になれたことをとても嬉しく思うと述べた。
留守番電話の声の仕事が、彼の声優として最初の仕事だったと語った。
「あるカナダ人の男性が、私のスクービーやシャギーなどの物まねにお金を払ってくれましたが、それがきっかけとなり、これで実際に何かできるかもしれないと気付きました。」と加えた。
アニメやアニメ、ビデオゲームの声優になりたい人へのアドバイスとして、ジェームズ氏は次のように語っている。「最初に俳優になって、近くのコミュニティ・シアターを見つけて、ライブショーのオーディションを受けてみましょう。これにより自分の方向性を持つこと、そして自分の中にあるキャラクターを見つけることを学ぶことができます。声優のレコーディングブースに立つことは、実際にはそれよりもっと難しいことなのです。」