
東京: アメリカのアニメストリーミング最大手であるクランチロールを買収することで同意した、と日本のソニーが木曜日に発表した。クランチロールは300万人以上の定期会員を抱えており、取引額は1220億円くらい(もしくは11億7千万ドル)とみられる。
AT&Tからアニメ、ゲーム、漫画の配給会社を買い取ることでソニーのエンタテインメント部門はビデオストリーミングのグローバル市場における地位を強め、同様にアニメ作品を提供しているNetflixやHuluのような会社と競争することを望んでいる。
2006年に創立されたクランチロールは世界で最も大きな日本アニメのオンライン提供会社である。
ソニーピクチャーズエンタテインメントの最高経営責任者であるアンソニー・ヴィンシクエラはすでに会社は「このグローバルな芸術形態について深く理解」していると語る。それは自らの会社が展開しているアニメストリーミングサービスFunimationを通してであるが、それをクランチロールと組み合わせようというわけである。
「クランチロールとともに我々は、ファンにとって可能な経験のうち最高なものを作り出し、日本やその他の場所にいるクリエーター、プロデューサー、出版社にもっと大きな機会を創出する」と彼は語った。
「我々は創造性とテクノロジーの力を活用し続け、この急速に発展していくエンタテイメントの部門で成功するのを楽しみにしています。」
ソニーは自身が持つAniplexスタジオで製作された大人気の「鬼滅の刃」アニメシリーズが日本において爆発的に成功したのを最近目の当たりにした。
このシリーズに基づく映画はパンデミックの最中に大ヒットを記録し、日本で歴史上2番目に高い興行成績をあげた映画となり、275億円(2億6千5百万ドル)を売り上げた。
AFP