

ハラ・タシュカンディ
リヤド: 手描きのカスタムカーで世界的な評価を獲得したサウジ人抽象画アーチストが、ジッダ市との契約に署名し、「ドロー・ア・ネイション(国を描こう)」イニシアティブの拡張版のため、新たに一連の車両へ絵を描く。
「ムービングアート」派のパイオニアであるシャリマー・シャーバトリーは、パリ・モーターショーで展示された手描きのカスタム・ポルシェ911と、2017年のモナコ・グランプリで公開された「ラ・トルク」として知られるF1レースカーの両方を担当した。
どちらの車両も、2017年の「ムービングアート」展の一部として、パリのルーブル美術館にも展示された。
しかし王国内では、シャーバトリーは「ドロー・ア・ネイション」イニシアティブで最もよく知られている。このイニシアティブで彼女は、昨年のサウジアラビア建国記念日の式典中に手描きの車両を何台か展示した。
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シャーバトリーはジッダのビーチ沿いをドライブ中に事故を目撃し、その後、古い車をアップサイクルしようと思いついた。彼女はアラブニュースに対し、車に絵を描くことが、目的意識を取り戻す役に立ったと話した。
「私はアートに幻滅するようになり、情熱を失っていた。それらの車に絵を描き始め、役に立たないと見なされた廃車を、第二の寿命を得られるかもしれない生き生きとした美しいアート作品に変えた。他の人たちがこれらの作品を見る時、私が絵を描いている時に感じるのと同じ喜びを感じてもらえることを願っている」と、彼女は述べた。
「ドロー・ア・ネイション」は、ジッダの街の風景の視覚的な魅力を向上させる構想の枠組みの中で展開されている。その目標は、多くの古い廃車に絵を描き、街を豊かにするアート作品に変えることだ。
ジッダ市長のコミュニティサービス担当次官アイード・アルザフラニ氏は、「自動車をリサイクルし、ジッダ市民や訪問者のために公開展示されるアートの傑作に変えることで、コミュニティは恩恵を受けるだろう」と言う。
ジッダ市は以前にも「ヤラ・ジッダ」プラットフォームを立ち上げ、ジッダのアート現場が直面している課題に対処するため、あらゆる分野のイノベーターを招待している。