


中東・北アフリカ地域のアニメ作品や映画の公開・配給を専門とするスペーストゥーン・ピクチャーズ社が、日本の3Dアニメ映画『ルパン三世:THE FIRST』を8月12日から湾岸協力理事会(GCC)諸国の映画館で公開することを発表した。
観客は、スペーストゥーン社が用意した日本語、英語、アラビア語から好きな音声言語を選び、ルパンやその仲間たちと一緒に興奮を味わうことができる。
『ルパン三世:THE FIRST』は、ひと味違う高品質の3Dアニメーション映画で、アクションや不可解な事件が満載だ。
映画のストーリーは1960年代を舞台として、考古学の権威であったブレッソン教授の日記を盗まなければ手に入れることができない秘宝をめぐって展開していく。「ブレッソン・ダイアリー」の秘宝に興味をもったルパンは、仲間の次元大介と石川五右衛門を伴い、それを求めて冒険の旅に出る。
ルパン一行はその後、この旅にはライバルがいると気づく。その一人は峰不二子で、それとは別にレティシアという少女を使う組織もこの謎を追っていた。この日記を手に入れた者が絶対的な権力と莫大な富を手にするのだと信じるライバルたちは、物語のクライマックスで出会い、そこからスリルと冒険の出来事が始まる。
映画は全世界での公開に先立ち日本で公開され、最初の土日の興行成績は第2位、興行収入は2億円以上だった。
『ガーディアン』、『ザ・ヴァージ』、『IGN』といった海外メディアから高評価の快挙を得ている。
『ルパン三世:THE FIRST』は、『STAD BY MEドラえもん2』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』といった人気のアニメ作品を数多く手掛けてきた山崎貴氏が監督を務めている。
第43回日本アカデミーショーのアニメーション部門、ハワイ映画批評家協会のアニメーション映画部門、アヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門などにノミネートされた。
『ルパン三世:THE FIRST』は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートの全国映画館で、3ヵ国の字幕オプション付きで公開される。