アミン・アッバス

ドバイ：株式会社BANDAI SPIRITSは、大型のガンダム立像や模型キット、ワークショップを展示すると同時に、日本文化を紹介する「The Gunpla Showroom Dubai」展をドバイ・モールで正式にオープンした。

ガンダムは2020年ドバイ万博の日本館のアンバサダーに任命されており、株式会社BANDAI SPIRITSはガンプラを通じて世界中の人々に「ものづくり」の楽しさを伝えることで、日本の文化を紹介していく。

展示の主な内容は以下の通りだ：

• 1/10スケールのガンダムRX-78-2立像（全高：約1,800mm）を展示し、モールを訪れた現地のガンダムファンや、2020年ドバイ万博でガンダムに興味を持った人に、ガンダムのデザインや迫力ある姿を間近で体験してもらう。

• 初めてガンダムやガンプラに触れる人にもガンプラの魅力を感じてもらうために、様々なガンプラを展示しており、単にガンダムの様々なプラモデルを見て楽しんでもらうだけでなく、アニメの世界と現実世界をつなぐガンダムのフォルムやメカニカルなディテールを理解してもらったり、プラモデルをカスタマイズしてユニークなオリジナルのガンプラを作ってもらったりする。

• ガンプラを組み立てる楽しさを体験したい人のために、ガンプラ組み立ての無料ワークショップを開催する。ワークショップは、実際にガンプラを組み立てることで、創造や工作の楽しさを体験してもらうことを目的としている。

• ドバイ・モール・ドバイの紀伊國屋書店とのコラボレーションでは、ガンダムの「2020年ドバイ万博日本館PR大使」就任を記念して、メカニカルデザイナーの大河原邦男氏が特別にデザインした立像HG 1/144 RX-78-2 GUNDAM （2020年ドバイ万博日本館PR大使）のプラモデルを展示する。この像は、ドバイの紀伊國屋書店で、10月初旬から2022年2月下旬まで、同書店のみの特別仕様の「Gundam Dubai Expo 2020 ver. HG 1/144 Gunpla」の販売と合わせて展示される。

株式会社BANDAI SPIRITSの担当者である石川 智章氏は、ドバイ・モールでの「The Gunpla Showroom Dubai」のオープンにあたり、苦労した点を特別にアラブニュース・ジャパンに語った。

「UAEで当社がイベントを開催するのは初めてのことです。場所の確保やイベントの運営方法など、何もわからない状態でした。また、COVID-19の影響で、過去2年間はドバイへの出張ができず、物理的な市場調査ができませんでした」と石川氏は述べる。

「その中、ドバイ・モールの経営者が『The Gunpla Showroom Dubai』の開催を許可してくださいました。『The Gunpla Showroom Dubai』は当社の公式代理店であり、そのパートナーが開催や運営に協力してくださいました。一方で、展示スペースが狭く、販売ブースを省略せざるを得ない状況もありました。お客様にガンプラを購入していただける機会を用意する必要がありました。そこで、『The Gunpla Showroom Dubai』に近いドバイの紀伊国屋書店に、ガンプラの模型キットの販売のための特別なスペースを用意していただきました」

「『The Gunpla Showroom Dubai』をオープンできたのは、パートナーの皆様からの大きなご支援があったからこそだと思っています。本当に感謝しています」

石川氏は、ショールームは一般の人々からも熱狂的に受け入れられたと語り、会場でガンダムの模型を作ろうとしている人々の写真を見られて嬉しい、と付け加えた。

この特別な機会にあわせて、国際的なガンダム公式YouTubeチャンネル「GUNDAM Info」では、10月1日から12月31日までの期間限定で、『機動戦士ガンダムI』『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』からなる長編3部作の完全版（英語字幕付）のUAEでの配信を開始した。

「The Gunpla Showroom Dubai」は、2021年10月から2022年3月31日まで、2020年ドバイ万博と同時進行で営業を続ける。