
ナダ・ジャン
ジェッダ:日本の歌手、SennaRin氏が土曜日、デビューコンサートを開催し、サウジアラビアの人々が最初の観客となった。
母国ではまだ公の場でパフォーマンスをしたことがないこの20歳の音楽家は、ジェッダ・シーズンの一環として、シティ・ウォークのアニメ・ヴィレッジで16曲のセットを披露し、ファンをもてなした。
彼女はアラブニュースに次のように語った。「特に人々の私への接し方を見て、私はこの経験を本当に楽しみました。人々の優しさや、私とコミュニケーションを図り、愛を示してくれたことは決して忘れません」
彼女は、16曲を歌わなければならず、ミスしないようにして、緊張してしまったと言う。
「ですが、人々が楽しんで一緒に歌ってくれているのを見て、『今を楽しむ』ということに集中でき、緊張がほぐれました」
また彼女は、まだ日本にいるときに、彼女のチームがサウジでの他のコンサートの動画を見せてくれたことを明かし、それが彼女の興奮をさらに高めたと述べた。「観客と歌手の交流を見て、早くステージに立ちたいと思いました」
彼女はオリジナル曲の『Dust』や『BEEP』、『Call Your Name』、『Into the Sky』、『Narrative』、『Zero Eclipse』で観客を楽しませた。
21歳のスマヤー・サイード氏は、アニメ『銀河英雄伝説 激突』の曲でSennaRin氏を知っており、彼女の「心地よく、強く、迫力ある」歌声で「間違いなく」ファンになった、と語った。
22歳のハフサ・ランジャ氏は、こう語る。「私にとっても初めてのコンサートなので、正直、とても生き生きとした気分です。今回は最高のコンサートだったので、これが私の最後のコンサートにもなるでしょう」
SennaRin氏は、独特の低音ボイスが評価され、ソニー・ミュージックレーベルズからEPアルバムでデビューした。EPの最初の四曲は、『進撃の巨人』など世界的に人気があるアニメの主題歌を手がけた作詞・作曲家、澤野弘之氏がプロデュースした。
「サウジアラビアで二回目の公演ができることを楽しみにしています。サウジアラビアのファンのために、もっと上達してまた戻ってこられるように頑張ります」とSennaRin氏は付け加えた。「遠く離れていても、また会う日までYouTubeで私の歌を聴いてください 」
彼女は当初、カバー曲の歌唱で全国的な知名度を獲得した。澤野氏と働くスタッフが彼女の才能に気づき、その映像を同氏に見せたことがきっかけで、メジャーデビューアルバムをプロデュースすることになった。
デビュー前のアーティストとしては異例なことに、デビューする前に四曲のコラボ曲を発表している。そのうち二曲はアニメの主題歌で、一曲は『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』、もう一曲は『Melt』で使われた。