


シャンタル・フアド
ドバイ:最も有名なシェフの一人であるリーフ・オスマン氏とのコラボレーションから生まれた現代的な日本食レストラン「Ikigai Resto+Bar」(イキガイ・レスト・プラス・バー)では、ドバイの中心街で本物の日本食を体験することができる。
この「いきがい」は、ドバイ・マリーナのミレニアム・パレスという高級ホテル内に位置しており、観光の中心地という立地上の利点がある。
「いきがい」の料理、サービス、雰囲気は、文字どおりに、さらには比喩的に和食の世界を再現するための重要な要素となっている。
和のテイストをふんだんに取り入れたこの飲食店は、シンプルさと素材の新鮮さを重視している。
それが本物の日本料理を作る秘訣だと「いきがい」の料理長ロスナニ氏は語る。
19年前に食への情熱に目覚めたロスナニ氏は、料理人としてドバイで成功への道を歩み始め、ついに「いきがい」の料理長に就任した。
同氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、次のように話した。「私が飲食業界で働き始めたのは19年以上前のこと。
高級フレンチレストラン『ピアシック・レストラン』のオープンに携わることができたのは、大きな喜びでした。そこから、私の料理への情熱に火がつきました。2012年には、インドネシアのアジアンフュージョン料理の最高級レストランである『モザイク』に入り、料理長のクリス・サラン氏の傍らで副料理長として働く機会を得ました。 2013年にはドバイに戻り、ジュメイラ・ビーチ・ホテルにある汎アジア料理レストラン兼クラブである『360°』のオープンに携わりました」
「いきがい」は、日本料理を極限まで表現していることで知られているが、その理由について、ロスナニ氏は次のように説明した。「ここでは新鮮な素材と最高品質の食材を使用しています。特に握りずしと刺身は、調理法も含めて伝統的なものです。お客様を一口ごとに日本の賑やかな街並みにお連れできるよう、調理法だけでなくレシピの基準もできるだけ本物に近づけたいと考えています」
ロスナニ・シェフはアラブニュース・ジャパンに対し、「いきがい」のメニューの中で自分が一番気に入っている料理を教えてくれた。「ラーメンの炒め物やスープラーメンなど、ラーメン関連の調理が好きです。海老の天ぷらにチリマヨネーズをかけた料理も、とても美味しくておすすめです」
また、ロスナニ氏は、より創造的で印象的な体験を提供するために、どのようなものを「いきがい」のメニューに加えたいかを語った。「WOK(中華鍋)を使った料理をメニューに加えたいと思っています。この地域で昔から好まれているからです。そうしたメニューを思い出に残る本物の料理にするため、私たちは、和食だけではなく、『いきがい』という私たちのブランドに対しても、豊かな創造性を加味することができるはずです」