
人気アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』(ザ・ファーストスラムダンク)が、週末の中国興行収入を席巻し、4日間のオープニングで5600万ドルの興行収入を記録した。
日本の東映アニメーションが制作した同アニメ映画は、4月20日に中国でプレミア上映され、すでに口コミで人気を集めており、公開初日に1300万ドルを稼ぎ出した。
中国の主要な映画評価プラットフォームは同映画を高く評価し、ファンコミュニティの豆瓣(Douban)では9.2、チケット販売アプリの猫眼電影(Maoyan)と淘票票(Tao Piao Piao)では9.4の評価を得ている。
同映画は、中国の映画館での上映期間終了までに1億ドルを稼ぎ上げることが見込まれている。
『THE FIRST SLAM DUNK』は、井上雄彦氏による日本の連載漫画を映画化した作品で、井上氏は同映画の脚本と監督も手がけている。同漫画のテレビアニメは90年代に公開され、中国でヒットした。
同映画は、多くの中国人ファン、特にそのテレビアニメを見て育った世代には懐かしく感じられるようだ。中国でのバスケットボール人気も、このアニメのこれまでの大成功に一役買っている。
『THE FIRST SLAM DUNK』は、公開されたほぼすべての国でヒットを記録している。日本では約1億ドル、韓国では約3550万ドルの興行収入を上げた。日本では2023年の最大ヒット映画であり、韓国では現在、年間2位にランクされている。
新海誠監督のファンタジーアニメ映画『すずめの戸締まり』も、3月下旬の公開以来、中国で1億1千万ドル近い興行収入を上げており、日本のエンターテインメントが中国で好調だ。
ジャッキー・チェンのアクションコメディ映画『龍馬精神/RIDE ON』はわずか350万ドルで2位、ユニバーサル・ピクチャーズ配給のアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は大差の200万ドルで4位となった。