パリ: 2030年万国博覧会の開催地は、韓国とイタリアの他候補地をしのぎ、リヤドに決定した。
サウジアラビアの首都は、パリに本部を置く博覧会国際事務局の加盟国による165票中119票の多数決で選ばれた。
無記名投票は電子投票によって行われ、リヤドは2025年の大阪の後継開催地に決定した。
フランスの首都で開催された博覧会国際事務局(BIE)のイベントでは、立候補者が加盟国と政府が任命した代表団に万博の最終進捗報告書を提出し、票を獲得するための11時間目の試みを行った。
このイベントはビジョン2030の集大成であり、特にホスピタリティ、観光、文化に焦点を当てた王国の成果を披露するものと期待されている。
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は6月にパリを訪問し、リヤド市王立委員会が開催したサウジアラビアの豊かな遺産と文化の深さを紹介する展示に出席し、王国の万博招致をアピールした。
フランスの有力上院議員ナタリー・グーレ氏は、サウジアラビアの首都で万博を開催することは「ビジョン2030の集大成」であると述べた。
アラブニュースは、サウジアラビアの建国記念日である9月23日に開始した#WhyRiyadhキャンペーンを通じて万博招致を支持した。
このキャンペーンには、サウジアラビアのアーデル・アル・ジュベイル外交担当国務大臣、リヤド市長のファイサル・ビン・アブドルアジーズ・ビン・アヤフ王子、広報代理店Hopscotch社長のフレデリック・ベディン氏など、さまざまな業界の著名人が賛同した。
その他、アルワリード慈善事業事務局長で国連人間居住プログラムの親善大使であるラミア・ビント・マジェド王女、サウジアラビア・ボクシング連盟のラシャ・アル・カミスム副会長、ジョージタウン大学非常勤講師のロブ・ソバニ氏など、著名な支援者が名を連ねた。
とはいえ、このキャンペーンは、2023年6月に皇太子がフランスの首都を訪問し、第1回金融協定サミットに参加した際に改めて発表された、リヤド・エキスポ2030に対する支援表明から始まっていた。