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2便目がサヌア空港に着陸 イエメン各派に停戦延長の圧力

ワシントンD. C.で会談するアントニー・ブリンケン米国務長官(左から2人目)とイエメンのアフマド・アワド・ビン・ムバーラク外務大臣(右から2人目)。(AFP)
ワシントンD. C.で会談するアントニー・ブリンケン米国務長官(左から2人目)とイエメンのアフマド・アワド・ビン・ムバーラク外務大臣(右から2人目)。(AFP)
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19 May 2022 04:05:26 GMT9
19 May 2022 04:05:26 GMT9
  • イエメン政府が、フーシ派が発行するパスポートを持つ乗客の出国を許可したことに伴い、月曜日、2016年以来初めて商用便がサヌア空港を飛び立った。

サイード・アル・バタティ

イエメン、アルムカッラー:水曜日、乗客を乗せた2便目の商用便がフーシ派の支配するサヌア空港に着陸した。国際的な調停役と世界の大国は、イエメンの紛争当事者に2カ月の停戦を延長するよう圧力をかけ続けている。

民間機は午前中にアンマンを離陸し、午後2時にサヌア空港に着陸した。他の空港への航空便が再開し、停戦状態が強固になる期待がさらに高まった。

和平協定の交渉を支援してきた国連のイエメン担当特使ハンス・グルンドベルグ氏が、ヨルダンの首都から2便目が離陸したことを発表した。

「本日午前10時30分、イエメンの乗客を乗せてアンマン発サヌア行きの2便目の商用便が離陸した。停戦協定の条件に従い、午後4時にイエメンの乗客とともにサヌアからアンマンに戻る予定だ」とグルンドベルグ氏はツイートした。

イエメン政府が、フーシ派が発行するパスポートを持つ乗客の出国を許可したことに伴い、月曜日、2016年以来初めて商用便がサヌア空港を飛び立った。

サヌア発の航空便の再開は、4月2日に発効した停戦条件のひとつである。この合意のもとで、イエメンの政党は全面的に戦闘を中止し、燃料船がホデイダ港に入ることを許可し、国連と協力してタイズをはじめとする州に道路を開くことになっている。

同時に、水曜日、国連特使は、イエメンの経済学者、政治家、治安当局との会合を再開し、平和計画について計画を練る意向を述べた。

「#イエメン 国連特使は本日、マルチトラックのプロセスにおける経済・政治・安全保障の優先事項を判断するため協議を再開した。今日、特使はイエメンの公人、専門家、市民などさまざまなグループと会談する」と特使の事務所はツイートした。

火曜日、国連安全保障理事会に向けた非公開ブリーフィングの後、グルンドベルグ氏は報道陣に対し、複数のイエメンの政党と協定の延長について議論したと語った。「イエメンには、絶え間ない軍事拡大、政治の停滞といった停戦前の状態に戻る経済的余裕はない。私は、未解決の課題を乗り越え、確実に停戦の延長を確実するため、当事者との対話を続けている」と特使は述べ、タイズ県の包囲の終了に向けて話し合いをしたいが、フーシ派がイエメン政府との会合に出る代表を指名していないと付け加えた。

米国のイエメン担当特使のティム・レンダーキング氏も停戦を維持・延長し、タイズ県内の道路開通に共同で取り組むよう、紛争当事者に促した。

「サヌア発着便の再開でイエメンの人々に安心してもらいたい。私たちはタイズへの道路の開通をはじめ人や物の移動の自由を確保する必要がある。@UN の停戦協定を遵守し、延長するよう当事者に呼びかける」とレンダーキング氏はツイートした。

包囲されているタイズでは、住民たちが日々の苦しみを知ってほしいと、現地やソーシャルメディア上でのキャンペーンを強化している。

現地の活動家のアフマド・アルカイディ氏は「この包囲のためにタイズは広大な刑務所と化し、現実に人的な悲劇を引き起こしている。サヌア空港と港は開放されたが、包囲で苦しんでいるタイズは無視されている」とアラブニュースに語った。

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