
火曜日の債権市場は、コロナウィルスの感染拡大による経済への影響を緩和するために、主要国が協調刺激政策に出るのではとの期待が薄れる中、日本国債(JGB)の価格は下落したものの、投資家は下げ幅を縮小した。
消息筋が、G7には今のところ新たな財政支出や中央銀行による協調緩和を求める計画はないとロイターに語ったとの報道が流れると、一部の投資家が買い戻しの動きに出た。
昨年末に中国で発生した新型コロナウイルスへの感染は、これまでに60ヶ国以上に広がっており、感染拡大を阻止するための必要措置とされる厳しい旅行制限が、世界的な景気後退を引き起こす可能性があるという懸念が高まりつつある。
長期国債先物(10年)指標銘柄は、0.16 ポイント下げて153.72。売買高総計37,222 枚。
日本国債(10年)の利回りは、0.003%上昇し -0.110%。
日本国債(20年)の利回りは、0.004%上昇し 0.190%。また、30年債の利回りは、0.003%上昇し、0.310%。
日本国債(2年)の利回りは、0.002%上昇し、-0.245%。
日本国債(5年)の利回りは、0.0025% 上昇し、-0.230%。
ロイター