
鈴木俊一財務相は26日の閣議後記者会見で、来年1月9~12日の日程でスリランカとカンボジアに出張すると発表した。両国との関係強化が狙いで、事実上のデフォルト(債務不履行)に陥ったスリランカでは大統領と会談。同国と、日本を含む大半の債権国との間で基本合意に至った債務再編について、話し合う見通しだ。
債務問題では11月、日本などが共同議長を務めた債権国会合とスリランカが、返済繰り延べや金利減免で基本合意していた。鈴木氏は会見で、「債務再編プロセスを着実に進展させることが重要だ」と述べた。カンボジアとは外交関係樹立から70周年を迎え、両国関係の一層の緊密化を図る。
時事通信