
トヨタ自動車は6日、2024年3月期の連結業績予想について、本業のもうけを示す営業利益を過去最高となる4兆9000億円(従来予想4兆5000億円)に上方修正した。純利益も4兆5000億円(同3兆9500億円)と過去最高を更新。コロナ禍からの生産回復が続いているほか、円安も追い風となった。
グループのダイハツ工業や豊田自動織機で認証不正が相次いでおり、車両や部品の供給を受けるトヨタ本体でも国内一部工場が操業を見合わせるなどの影響が出ている。トヨタは、今期の単体での国内生産見通しを据え置き、グループ全体の世界販売見通しを1123万台(同1138万台)に引き下げた。
時事通信