
財務省の神田真人財務官は15日、米首都ワシントンで今週開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などの国際会議に合わせ、日米韓3カ国の財務相会合を初めて開催する方向で最終調整していると明らかにした。財務省内で記者団に語った。ウクライナに侵攻を続けるロシアへの制裁などが議題になるとみられる。
また、外国為替市場で1ドル=153円台後半まで円安が進行していることに関しては「さまざまな問題について毎日のように米国を含む主要国の財務省、中央銀行幹部と頻繁に連絡を取り合っている」と強調した。イランのイスラエル攻撃を受けた中東情勢の緊迫化が為替に及ぼす影響については「市場に不測の影響を与えるので控える」と言及を避けた。
時事通信