アミン・アッバス

アブダビ 第1回UAE・日本合同ビジネス協議会フォーラムが4月18日、UAEのアブダビ商工会議所で開催された。

2022年に両国首脳間で発足した包括的戦略的パートナーシップ・イニシアティブ（CSPI）の下、ビジネスカウンシルは両国政府間の対話をさらに深め、その目的のために設立された日本とUAE間の民間企業間のセクターを超えた交流を促進することを目的としている。

冒頭、ビジネス・カウンシルの共同議長を務めるマスード・ラハマ・アル・マスード氏がUAE側を代表して挨拶し、次のように述べた： 「両国政府の努力により、この日を迎えることができたことに感謝している。日本企業はUAEに進出しており、協力と支援を歓迎する」と述べた。

日本側からは、 吉田 宣弘経済産業大臣政務官が次のように述べた： 「両国は戦略的パートナーであり、長年の友好関係を築いてきた両国の関係者に感謝の意を表するとともに、このビジネスフォーラムが民間企業間の交流をさらに促進することを期待している”

会場では、UAE経済省のラシュ・アル・テネイジ国際ビジネス開発・貿易促進部長が同国の経済・ビジネスの概要を説明したほか、ヘルスケア、水、Web3.0イノベーション、水素、グリーン素材の5分野から、UAEでビジネスを展開する日本企業10社が紹介（プレゼンテーション）された。参加し、各社の取り組みを紹介した。いずれもUAEが国家戦略として力を入れている分野であり、UAE企業との連携事例や日本の先進的な脱炭素技術など、社会課題の解決に貢献する取り組みが紹介され、UAEからの参加者の関心も高かった。

「UAE・日本ビジネス協議会事務局でジェトロ・ドバイの中島信行所長は、「本日のフォーラムを成功させ、日本とUAE双方にとって有益な機会を醸成することができたのは、ひとえに皆様のご協力の賜物と心より感謝申し上げます」

「この最初のビジネス・カウンシルは重要な節目であると同時に、両国のコミットメントを象徴するものです。次回のビジネスカウンシルは日本で開催される予定ですが、その準備にあたり、UAE側からは、どのような日本企業の話を聞きたいか、どのような関連分野やトピックを楽しみにしているかなど、要望をお聞かせください。いただいたご要望に沿って準備を進めていきたい。この協議会の目的は、民間レベルでの対話です。従って、両社の活動紹介や政府への改善提案など、様々な関心事をぜひお知らせいただきたい。皆様からの積極的なご要望をお待ちしております」と中島氏は付け加えた。

このビジネス協議会は両国で相互に開催され、第2回は日本で開催される予定だ。