
シドニー:日本の静岡県沿岸部の聴覚障害児は、静岡市とオーストラリア政府が資金提供する6950億円(440万ドル)のプログラムにより、来年から、よりよく聞き、学び、話すことができるようになる。
この試験的プログラムでは、オーストラリアの小児聴覚専門非営利団体「シェパード・センター」が人材を派遣し、静岡県立病院で3年間、専門家の研修を行う。
このプログラムでは、コクレア社製のインプラントを使用する。
業界のデータによれば、日本は先進国の中で補聴器やインプラントの普及率が最も低い国のひとつである。
日本の公衆衛生の専門家たちは、この閾値と人工内耳を受けることができる年齢を引き下げたいと考えている。
業界のデータによると、人工内耳の恩恵を受けられると思われるオーストラリアの子どもの90%以上が人工内耳を装着しており、「オーストラリアと同じように、日本全国でこのことが再現されれば、素晴らしい成果となるでしょう」と、コクレア社のディグ・ハウイットCEOは声明で述べた。
シェパード・センターのCEOであるアレイシャ・デイヴィス氏は、静岡の病院との取り決めは10年にわたる話し合いの末に実現したものであると述べ、オーストラリア外務省のペニー・ウォン大臣は、このプロジェクトに資金を提供し、オーストラリアと日本の協力の可能性を示したと語った。
ロイター