


リヤド:サウジと韓国の企業は火曜日、ソウルで開催されたビジネスフォーラムの傍ら、建設、エネルギー、保健分野にわたる10の協定に署名した。
サウジアラビアの商業大臣、マジッド・アルカサビ氏も出席したイベントで締結された協定では、契約や サステナビリティ、食品などの分野も対象となった。
サウジ-韓国ビジネスフォーラムは、官民から400人以上の参加者を迎え、自動車、都市インフラ、データセンターなどの主要分野に両国間の経済関係がどのように発展していくかをヒアリングした。
サウジの訪韓代表団を率いるアルカサビ氏は、同イベントのスピーチで両国間の貿易関係の発展を強調し、二国間の貿易額が2019年から2023年にかけて350億ドルに達し、王国内の韓国企業の商業登録が4月までに174件発行されたことに言及した。
再生可能エネルギーや美容分野も協定の対象となっており、サウジアラビア商工会議所連盟の「X」に、10件の協定の概要が投稿された。
サウジアラビアの、国家競争力センターのプレスリリースによると、サウジアラビア商工会議所連盟のワリード・アル=アライナン氏は、両国の中小企業間のパートナーシップを強化する必要があると述べた。
そして、次のように強調した: 「当連盟は、双方のビジネスを円滑にするためにソウルに事務所を設立し、アラビア語、韓国語、英語で電子ポータルを立ち上げ、両国のビジネス・コミュニティに投資情報や商業・投資サービスを提供する取り組みを通じて、必要な支援をすべて実施することを約束する」
また、サウジ-韓国ビジネスフォーラムには、王国への中堅・中小・零細企業の投資を奨励するための特別作業部会も設置される。
韓国の鄭仁教(チョン・インギョ)通商交渉本部長はイベントで、両国間のサービス貿易も成長しており、2023年12月に自国と湾岸協力会議との間で締結された自由貿易協定は、経済協力を新たなレベルに引き上げられるだろうと発言した。
大韓商工会議所のイ・ソンウ国際通商本部長は、今回のフォーラムは既存の分野での協力を拡大し、AIや先端製造業などの分野で新たな機会を開拓すると同時に、気候変動やサプライチェーンの不安定性といった現在のリスクにも対処すると発言した。
このフォーラムは、国家競争力センター、サウジアラビア商工会議所連合会、大韓商工会議所が主催し、両国間の経済パートナーシップの機会を拡大することを目的としている。
同フォーラムでは、イノベーションとテクノロジー、先進製造業とインフラに関するパネルディスカッションが行われた。
CJ Logisticsのミン・グァンソン部長は、中東・アフリカでの事業展開の拠点としてサウジアラビアを選んだ経験を語り、自動車会社Kia Al-Jabrのアブドゥル・サラーム・アル=ジャブル副社長は、サウジアラビアの自動車市場での事業展開について語った。