
2024年度上半期(4~9月)の国内車名別新車販売台数によると、ホンダの主力軽ワゴン「N―BOX」が、年度上期として3年連続のトップとなった。2位にはスズキの軽ワゴン「スペーシア」が昨年度の6位から順位を上げ、3位にはトヨタ自動車の「カローラ」が入った。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が4日発表した。
N―BOXは前年同期比1.8%増の10万2226台を売り上げた。車内空間の広さや取り回し性能の良さなどが受け、高い人気を維持している。9月にはアウトドア仕様の新モデルを発売しており、さらなる顧客層の拡大を見据える。
2位のスペーシアは、昨年11月に6年ぶりとなる全面改良を実施。上期は8万179台を販売し、前年同期の5万7224台から大きく伸ばした。
一方、認証不正問題で一時生産を停止したダイハツ工業の軽ワゴン「タント」は、昨年度の3位から6位に後退した。
同時発表した今年9月の販売台数でもN―BOXとスペーシアが1、2位を占め、両車種がしのぎを削る状況が続いている。
時事通信