リオデジャネイロ:サウジ国営通信によると、サウジアラビアの外相は火曜日、20カ国・地域(G20)首脳会議のセッションで、世界的なエネルギー安全保障と持続可能な開発を確保しつつ、エネルギー転換へのバランスのとれた包括的なアプローチの重要性を強調した。
ファイサル王子は、「持続可能な開発とエネルギー転換」と題されたセッションで王国代表団を率いていた。
エネルギー安全保障は世界的な課題であり、開発と貧困撲滅の障害になっていると大臣は述べ、各国の状況と開発ニーズを考慮したエネルギー計画を求めた。
ファイサル王子は、効果的なエネルギー転換のための3つの柱について説明した: すなわち、エネルギー安全保障の確保、安価なエネルギーへのアクセスの維持、環境の持続可能性の達成である。
公平性と包括性を確保しつつ市場の安定性を維持するためには、移行には多大な投資と時間が必要であると述べた。
ファイサル王子はまた、排出量と環境への影響を管理する上での技術革新の役割を強調した。
サウジアラビアは革新的な技術への投資により、石油・ガス事業における排出原単位が世界で最も低い国のひとつであるとし、王国は再生可能エネルギーの目標も進めており、2030年までに発電量の50%を再生可能エネルギーで賄うことを目指していると述べた。
さらにファイサル王子は、王国はクリーンな水素製造を拡大し、排出ガスを価値ある製品に再利用する循環型炭素経済の枠組みを実施していると付け加えた。
さらに王子は、サウジ・グリーン・イニシアティブ(SGI)や中東グリーン・イニシアティブ(SGI)など、サウジアラビアの開発ニーズに合わせた主要なイニシアティブを通じて、サウジアラビアが世界の持続可能性にコミットしていることを説明した。
王子は、エネルギー転換が公平で包括的なものであり、世界の開発目標を支援するものであるよう、国際協力の強化を呼びかけた。
ファイサル王子は、ブラジルが2024年にG20を主導することにサウジアラビアの感謝の意を表明し、2025年に議長国に就任する南アフリカにエールを送った。