旅行大手JTBが5日発表した2024年度の年末年始(12月23~来年1月3日)の旅行動向見通しによると、国内旅行の1人当たりの平均費用は前年度より2000円増え、4万3000円となった。宿泊費の高騰や遠方への旅行が増え、2年連続で過去最高を更新した。
国内旅行に出かける人の数は、ほぼ横ばいの2800万人。今年の年末年始は28日から来年1月5日まで9連休の休暇取得できる人が多いとみられるものの、物価高の影響などで前年並みにとどまった。
一方、海外旅行は前年度比13.0%増の52万人となる見込み。海外の物価高や円安の影響で、コロナ禍前の19年度と比較すると、62.9%の水準にとどまっている。1人当たりの平均費用は、27万3000円となった。
時事通信