
リヤド:サウジアラビアは2024年第3四半期の総固定資本形成が前年同期比7.4%増となり、非政府部門が主導する地域投資リーダーとしての地位を固めた。
投資省は、多様化する経済への民間セクターの参加を促進する王国の継続的な取り組みを反映し、非政府部門の 8.3%増を報告した。
政府関連事業体は、2024年第3四半期に2.3%増となり、GFCF全体の成長に貢献した。
非政府部門の業績は、活力ある民間部門を育成することで経済を石油依存から脱却させることを目指すサウジアラビアのビジョン2030の目標に沿ったものである。
この目標に沿って、投資省は 2024 年第 3 四半期に 3,810 件の投資ライセンスを発行し、前年同期比 73.7%の大幅増となった。
同期間中、非石油部門は前年同期比4.3%増となり、王国の経済多様化への取り組みをさらに後押しした。
卸売・小売業、レストラン、ホテルは前年同期比5.8%増、建設業は同4.6%増となった。運輸・通信は4.5%増、金融・不動産は4.2%増と、個人消費と活力ある金融部門が牽引した。
これらの成長は、石油活動のわずかな0.05%増にもかかわらず、王国全体の実質国内総生産成長率2.8%に貢献した。
2024年第3四半期は不動産セクターも極めて重要な役割を果たし、不動産価格指数は前年同期比2.6%上昇した。住宅用不動産価格が1.6%上昇したのに対し、商業用不動産は6.4%と、より顕著な伸びを示した。しかし、農業用不動産価格は8.7%下落し、セクター間格差を反映している。
こうした傾向を補完するように、銀行による不動産融資は前年比13.3%増となり、不動産開発・取得に対する投資家の関心の高まりを示した。
サウジアラビアの経済回復力は、労働市場の改善にも表れている。今期の失業率は 3.7%に低下し、前年同期から 0.5%ポイント低下した。サウジアラビアの失業率は7.8%に低下し、前年同期比で1%ポイント低下した。