
東京:カナダの大手小売企業アリメント・クーシュ・タール(ACT)は金曜日、競合する買収計画が破綻した後も、セブン-イレブンの日本のオーナーに対する「友好的な」買収に関心を持ち続けていると述べた。
世界中で約85,000店舗のコンビニエンスストアを展開するセブン&アイは昨年、日本企業に対する外国企業による買収としては最大規模となる400億ドル近いACTの提案を拒否した。
ACTが入札額を引き上げたと報じられるなか、セブン&アイは11月、約8兆円(540億ドル)相当とされる創業者・伊藤家からの逆オファーを検討していると発表した。
しかし木曜日、セブン&アイは「買収に関する正式な提案に必要な資金の調達が困難になったことを通知された」と発表した。
この発表により、セブン&アイの株価は木曜日に12%も下落した。金曜日にはほぼ1%上昇した。
ACTの広報担当者は、「クーシェ・タールは、両社の顧客、従業員、フランチャイジー、株主にとって利益となり、世界的な小売のチャンピオンを生み出すことができるような、互いに合意できる買収を実現することに引き続き尽力する」と述べた。
「我々は、セブン&アイと友好的な合意に達するために建設的に働くことを楽しみにしている」とACTの広報担当者は述べた。
ACTは、日本政府にとって重要な関心事である「日本の緊急対応インフラの重要な一部としてのセブン&アイの役割を維持する」と強調した。
同社はまた、世界的なコンビニエンスストアの巨大企業が誕生することになる買収に関する規制当局の懸念に「うまく対処する」つもりだと付け加えた。
AFP