
東京:日本の企業が、世界初の3Dプリンターによる鉄道駅を建設した。コンパクトな白い曲線屋根の構造で、西部の地方に設置された。
西日本旅客鉄道(JR西日本)と共同でこのプロジェクトに取り組んだ株式会社セレンディックスによると、初島駅の基礎と外装の製作にはわずか7日しかかからなかったという。
JR西日本は3月の声明で、鉄骨とコンクリート桟橋で補強した部品を現場で組み立てたと述べた。
JR西日本の大橋尚宏氏は、「従来の方法では、屋根と壁を作るのに1~2ヶ月かかる」と述べた。
「私たちは約2時間で設置できたので、スピードの面では利点があります」と、彼は先月記者団に語った。
組み立て作業は、最終列車が和歌山県の有田駅を午前0時ごろに出発した後に始まり、午前5時ごろに始発列車が到着するまでにすべてが終わった。
あとは内装を仕上げ、改札を設置すれば駅がオープンする。
構造物の高さは2.6メートル、幅は6.3メートルだ。側面には、地元の特産品であるみかんに見立てた円形のデザインが浮き彫りにされている。
セレンディックス社によると、ロボットアーム付きの建設用3Dプリンターと「特殊なモルタル」を使ってステーションを建設したという。
AFP