
東京:日本のトップ自動車メーカーであるトヨタは水曜日、米国の自律走行技術企業ウェイモとの提携を発表した。
このような技術の利用が世界中で加速しており、トヨタ自動車は進歩に後れを取らないよう積極的な姿勢を示していることから、この動きはある程度予想されていた。
「トヨタは、交通事故ゼロの社会を実現し、すべての人にモビリティを提供するモビリティ・カンパニーになることを目指している」トヨタの中嶋 裕樹副社長は声明の中で、「我々は自動運転技術を通じて安全性を向上させるという強い目的意識と共通のビジョンをウェイモと共有している」と述べた。
2009年にグーグル自動運転車プロジェクトとしてスタートしたウェイモは現在、サンフランシスコ、フェニックス、ロサンゼルス、オースティンで完全自律走行によるライドヘイリングサービスを提供しており、他の米国都市でも展開中だ。また、ライドヘイリングのリーダーであるウーバーとも提携している。
トヨタは、ロボット工学、人工知能、自律型ゼロ・エミッション交通をテストするために、富士山の近くに「ウーブン・シティ」と呼ばれる道路と住宅を完備した都市を建設した。セダン「カムリ」や高級車「レクサス」のメーカーであるトヨタは、安全で環境に配慮したメーカーという評判を守るため、自動車技術の展開には非常に慎重な傾向がある。
ウェイモの共同最高経営責任者(CEO)であるテケドラ・マワカナ氏は、信頼を勝ち取るにはパートナーが重要だと述べた。
「そのためには、交通安全の向上と利用しやすい交通手段の拡大へのコミットメントを共有する、トヨタのようなグローバルパートナーが必要だ」とマワカナ氏は語った。
取引条件の詳細は明らかにされていない。双方は、この協力関係が実際の製品にどのように発展するかをまだ模索中だと述べた。
日本では完全自律走行車の様々なテストバージョンがあるが、今のところ特定の制限区域に限定されている。他の企業や自動車メーカーは、公共交通機関を含む同様のサービスに取り組んでいる。
AP