
トヨタ自動車は15日、新型コロナウイルスの影響で新車需要が低迷しているため、6月も国内工場で生産調整を行うと発表した。非稼働日の設定やラインの一部停止などを予定し、減産規模は12万2000台。
具体的には、全15の完成車工場で6月の金曜日4日間を全て非稼働とする。ただ、その代わり7月以降の休日に工場を稼働させ、振り替え生産を行う方針だ。
ハイブリッド車「プリウス」などを生産する堤工場(愛知県豊田市)や、傘下のトヨタ自動車東日本の岩手・宮城両県の工場など7工場では計10ラインを2~7日停止する。
このほか、スポーツ用多目的車(SUV)などを手掛ける田原工場(愛知県田原市)を含む3工場では5月から順次、五つのラインで2交代勤務をやめ、生産を縮小する。期間は最長8月まで。
時事通信社