
リヤド: サウジアラビアの航空旅行部門は2024年に旅客輸送量が15%増加し、1億2800万人以上の旅客が王国の空港を利用したことが報告書で明らかになった。
統計総局の『航空輸送統計2024年版』によると、国際線旅客数は6,900万人に達し、2023年比で14%増加した。国内線旅客数も16%増の5900万人に達した。
ジェッダのキング・アブドルアジーズ国際空港の旅客数は4,900万人で、前年比14%増となった。
リヤドのキング・ハリド国際空港が18%増の3,760万人で続き、ダンマンのキング・ファハド国際空港は15%増の1,280万人だった。
サウジアラビアの空港の1日平均旅客数は、国際線が約18万9000人、国内線が約16万2000人であった。
フライト数も顕著な伸びを示した。2024年の国内線便数は12%増の474,000便、国際線便数は10%増の431,000便に達した。
ジェッダが約29万回と最も多く、リヤドが27万4,000回、ダンマン空港が10万5,000回と続いた。
サウジアラビアの航空会社は、国内線412,000便、国際線152,000便を運航した。外資系航空会社は国内線1,584便、国際線266,000便を運航し、一般航空会社は国内線60,000便、国際線13,000便を運航した。
貨物輸送量も増加し、航空貨物総輸送量は120万トンに達し、2023年比で34%の伸びとなった。
インバウンド貨物は720,000トン、アウトバウンド貨物は64,000トン、トランジット貨物は407,000トンであった。月間貨物量が最も多かったのは3月の12万3,000トンであった。
サウジアラビアの総航空機数は2024年に361機となり、11%増加した。民間航空機は12%増の258機で、最大セグメントは250席以上の航空機であった。一般旅客機は7%増の103機となった。
旅客取扱能力は、2024年にはサウジの空港全体で1億2,600万人に達する。キング・アブドルアジーズ国際空港は、前年比11%増の5,000万人の旅客を収容し、その限界の98%で運用されている。
続いてキング・ハリード国際空港が5%増の3,900万人で、利用率は96%だった。
報告書はまた、航空接続の改善も示している。アブドルアジーズ国際空港の国際路線数が369と最も多く、次いでマディーナのムハンマド・ビン・アブドルアジーズ国際空港が272、キング・ハリード国際空港が165、キング・ファハド国際空港が85であった。
2023年との比較では、これらの数字は1%、5%の増加、それぞれ6%、8%の減少を反映している。
全体として、航空輸送部門の継続的な拡大は、連結性の強化、観光成長の支援、国民経済の多様化という王国のビジョン2030の目標に沿ったものである。