• 地元の軍当局者は、2月以来最も戦闘的なフーシ派による攻撃だと語った
• アラブ連合軍の航空機は激しい空爆を行い、マアリブのセルワ地区にあるフーシ派のドローン用司令室を破壊した

サイード・アル・バタティ

アレクサンドリア：地元の軍当局者と国営メディアが発表したところによると、アラブ連合軍のジェット機に支えられ、イエメン政府軍と親政府系部族は、25日日曜日にマアリブ県中央区における2月以来「最大かつ最も激しい」フーシ派の攻撃を押し返した。

24日土曜日の夜、曇天のため連合空軍が一時的に不在だったことを利用し、フーシ派はイエメン政府が支配するマリアブ市の西にあるアル・カサラとアル・マシュジャで、地上部隊が激しい攻撃を仕掛ける道を開くため政府軍に対し激しい砲撃を行った。

地元の軍当局者によると、フーシ派の攻撃は2月以来最も戦闘的であり、マアリブ市の政府の強力な防御を破ろうとする、民兵による再度の必死の試みである。

25日日曜日、イエメン陸軍軍事メディアディレクターであるヤイヤ・アル・ハテミ大佐は「アル・カサラでは、敵は前進できず、多くの戦闘員と領地を失った」とアラブニュースに話し、この最後の未遂となった攻撃により死亡した何十人もの反政府勢力戦闘員の中に、少なくとも3人のフーシ派軍事指導者がいると付け加えた。

曇天にもかかわらず、アラブ連合軍の航空機は激しい空爆を行い、マアリブのセルワ地区にあるドローン用フーシ派司令室を破壊し、多くの反政府勢力を殺害したとアル・ハテミ氏は述べた。

イエメン軍の司令官によると、ここ最近で政府軍との激しい衝突やアラブ連合軍の攻撃により200人以上のフーシ派戦闘員が死亡しており、イエメン軍の部隊と親政府系部族はマアリブへの攻撃を阻止する決意を固めている。

国防省のニュースサイトによると、マアリブとアル・バイダを含む第3軍管区の司令官であるマンスール・タワバ少将は25日日曜日、政府軍がフーシ派に大勝し、アル・バイダ県とマアリブ県での幾十もの攻撃を阻止し、同時に200人の戦闘員を殺害し数百人を負傷させたと述べた。

「軍隊と抵抗勢力の戦闘員は、民兵の攻撃におけるさまざまな前線で勇敢に戦っている。兵士たちには、地上戦を進展させようとする民兵のすべての試みを阻止することを可能にする意志と決意がある」とタワバ氏は述べた。

フーシ派がこの戦略都市を掌握しようとして攻撃を再開した2月以来、マアリブ中央区の激しい衝突で数千人の戦闘員の命を奪われた。

フーシ派がマアリブを掌握した場合、イエメンの北半分を完全に支配することになり、主要な発電所とともに油田とガス田をも掌握することになる、と専門家は警告する。

市内に住む数十万人の民間人への攻撃による重大な結果に対する、地元および国際的な嘆願をよそに、フーシ派はその地上部隊が大きな進展を推し進めようとするにつれ、マアリブの住宅市街地へのドローンとミサイルの攻撃をエスカレートさせている。

フーシ派の軍隊がマアリブの外で政府軍を攻撃していた時、フーシ派最高革命委員会の委員長であるムハンマド・アリ・アル・フーシ氏は24日土曜日にツイッターで、自分たちはマアリブでの勝利獲得に「近づいている」と述べた。

しかし、ソーシャルメディア上のイエメン政府の支持者たちは、同指導者の主張を嘲笑した。

「火が木をなめ尽くすように、マアリブはあなた方の民兵を貪り食っている。大挙してマアリブに行き、棺桶の上の写真となって戻って来る」とジャーナリストのムバラク・アル・ハイダリ氏は述べた。