
東京:日本は現在、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する計画はないが、ますます現金が使われなくなる社会で、決済システムの革新を続けなければならないと、中央銀行高官は水曜日に述べた。
日本では銀行券の発行枚数は依然として多いが、急速なデジタル化の中で、将来的に銀行券の使用量は大幅に減少する可能性があると、日本銀行の神山和茂専務理事は述べた。
日銀の神山和茂専務理事は講演の中で、「そのため、日本は、安全で弾力的であると同時に、リテール決済システムが便利で効率的であり、誰もがアクセスできることを保証するために、今どのような措置を講じることができるかを検討しなければならない」と述べた。
日銀は現在、CBDCを発行する計画はないが、日本の決済システムの安全性と効率性を高める努力を続けなければならないと、神山氏はデジタル円開発のパイロットプログラムに関する民間企業との会合で述べた。
日本銀行は、日本が実際にCBDCを発行するかどうかについてはまだ決定していないと述べている。
しかし中央銀行は、日本がCBDCを発行することを決定した場合に備えて、デジタル円に関する実験を行い、民間企業と意見交換を行っている。
ドナルド・トランプ米大統領が1月に政権を奪還した後、最初の動きの1つとしてデジタル・ドルに関する作業を禁止したことで、CBDCが再び注目を集めている。
ロイター